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農のこころ 摘果鋏鳴らし天地をつなぎをり しんがりの旱田植えて夕映えす 丸山美沙夫(2024年06月17日 第1605号)

 田植えはなんとしても代掻きして田植えをする水がなければならない。中山間地の代掻きは山からの保水された自然水。水路を切り開き水田が作られて来た。この清流が美味しい米をつくり、命の水となる。気候変動で旱魃の年は大変。先人の知恵で棚田は上から下へ順番に代を掻き、田植えを終えた夕映えの息づき。