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消費税は減税 インボイスは廃止

各界連が10万人超の署名提出

福岡県農民連の藤嶋嘉子事務局長(右端)らが署名を提出しました

 消費税廃止各界連絡会(各界連)は6月7日、国会議員会館で署名提出集会を開催しました。

輸出大企業は1円も納税せず

 各界連の中山眞事務局長は物価高騰で家計負担が10万円も増えたことや、109カ国・地域が消費税に相当する付加価値税の減税をしていることを報告。「大企業は電気自動車や半導体などを作れば作るほど減税、中小企業やフリーランスはインボイス(適格請求書)で増税に。それどころかトヨタなど輸出大企業は消費税導入後35年間、1円も納税せず、莫大な還付金を受け取っている。その背景に企業献金があるのは明らかだ」と指摘。また増税は戦争への道であることも警告し、「一刻も早く自民党政治を終わらせ、消費税もインボイスも廃止させよう」と呼びかけました。
 インボイス制度を考えるフリーランスの会(STOP!インボイス)の小泉なつみさんも参加しました。政府がクールジャパンの再起を目指し、アニメなどコンテンツ産業と農林水産業の輸出推進をうたっていることに対して、「どちらもインボイスで負担増になっている。作り手の生活の安定がなければ輸出などできない」と批判。7000人から回答があったインボイスの影響調査で「6割が消費税の転嫁ができず、1割は借り入れまでして納税している」と指摘し、「始まったから終わりではない。これから実害が出てくる。運動を一緒に続けたい」と決意を述べました。

 

宣伝をおう盛に 陳情・請願も

 各組織からは、「県議会での意見書採択に向け、自民支持の業界団体とも懇談できた」とこの間の変化が報告されました。
 行動提起では地域各界連の再建、強化で学習会や署名宣伝におう盛に取り組むことや、音源を活用した宣伝カーの宣伝、地方議会への陳情、請願などを呼びかけました。