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農のこころ 牛飼いが牛にもの言う夏至の夕 長瀬 冬嵐

 俳誌『しなの』から。夏至と言えば六月二十一日頃で二十四節気の夏の四番目。地上から見て太陽が最も南の位置を通り、年中で昼が最も長いとされている。牛飼いにとっては、優良な牛を育てることが最も大切だ。健康管理のために、日々一体となって気を使う。「夏至の夕」だけに、餌をやる親しみの声が飛ぶ。