アイコン 新聞「農民」

本の紹介/『身近な有機フッ素化合物から身を守る本』(新刊ブックレット)

PFAS(有機フッ素化合物)からの自衛法
具体的で役立つ情報誌

 今話題のPFAS(ピーファス)(1万種を超える特定の有機フッ素化合物の総称)のブックレットが完成しました。

 PFASの問題は、米軍基地のある沖縄や東京都多摩地域、有機フッ素化合物を製造する工場のある大阪府摂津市や静岡市などで、地下水や水道水の汚染が起きています。また、住民の血液からは、健康に影響が出る可能性がある濃度で検出されています。

 地球規模で進むPFAS汚染の解決には、私たち個々人のPFAS対策が不可欠です。この本ではPFASからの自衛法について、具体的で役に立つ実用情報を掲載しています。

 身近なPFASから身を守るために、自宅の水道水を調べることをはじめ、浄水器の選び方、市販のミネラルウオーターは安全か?などを記述。

 食品では中国産アサリ、下水汚泥肥料の汚染等を取り上げています。

 くらしの中では、フライパン、ファストフードの包装紙、化粧品、洋服の防汚処理、塗料などに含まれていると紹介。さらにPFASの有害性、体内の汚染を減らす方法などを示しています。

 資料として、関東・近畿地方の水道水汚染一覧、PFASを測定していない自治体一覧、世界と日本の基準値などを掲載しています。

 私たちがPFASを避けるよう気を付けることが、自分の身を守るだけでなく、環境中のPFAS汚染を減らすことにつながります。協力して地球のPFAS汚染を減らしていきましょう。

 A5判、92ページ
 価格 500円+送料
 注文は、食の安全・監視市民委員会のホームページから。
 問い合わせ 食の安全・監視市民委員会☎03(5155)4765、Fax03(5155)4767、Eメールoffice@fswatch.org