秋田県農民連 「あきたこまちR」学習会と「鶴形そば」食事会
あきたこまちRへの切り換えの問題点
中止・延期求め種子守る運動訴え
そば生産組合のそばを食べ
そば打ち体験もいっぱい楽しむ

みんなで学び合いました
秋田県農民連は6月2日、秋田県民主商工会婦人部のみなさんと、能代市の天空のそば生産地である鶴形そば生産組合(小林秀彦県連委員長代表)のそばを食べ、そば打ち体験を楽しみ、今問題になっている「あきたこまちR」について学習交流会を開催しました。
学習会の講師は、事務局長の鈴木が担当。ユーチューブで配信している地元放送局のニュース報道で特集した「あきたこまちR」の番組を見ていただいた後、「食からの情報民主化プロジェクトby INYAKU.Net」の印鑰(いんやく)智哉さんの「あきたこまちRにもの申す」を紹介しながら「あきたこまちR」の種子について説明をしました。
生産者の立場から秋田県が進める来年からのあきたこまちRへの全面切り替えの問題点について意見を述べたうえで、中止もしくは延期を求め、従来の「あきたこまち」の種子を守るよう運動していきたいと訴えがありました。

そば打ちも体験
参加者からは、「種子の販売に特許料も付加され、値上げがされれば、米の値上がりが予想される」「農家の生産コストの値上がりも考えられるが、収量が減り、高温障害や病気にかかりやすくなると経営が大変になってしまうのではないか」「カドミウムの汚染という風評被害からその他の米銘柄や他の農産物にも影響が出るのではないか」「県で売り出し中の『サキホコレ』はどうなの」等と感想が述べられました。
最後に、食料自給率向上を求める署名を訴え、みなさんから署名をしていただきました。
もちろん、「鶴形そば」はおいしく、朝取りのアカシアの花の天ぷらも絶品で、そば打ち体験もさせていただいたりと楽しんでいただき、参加者はたくさんのそば製品をお土産として購入されていきました。
(秋田県農民連事務局長 鈴木一)