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滋賀県農民連 300人めざして拡大に奮闘

県農民連会長 斉藤 佳伸さん

農業基本法改定に怒る農家対話で率直に訴え仲間入り

資材の高騰で困窮の農家一緒にたたかいたいと加入

全国代表者会議で発言する斉藤会長

 私は5月25日に開かれた第48回滋賀県農民連定例大会で、新会長に選出されました。大会では、自公政権による農業基本法の改定を許さない大きな県連をつくり、2年後の第50回定例大会までに、仲間づくり300人の拡大の提案がなされ、全員一致で決めました。
 総会後、各地域で班会を開き、行動に立ち上がりました。湖北農民組合(米原・長浜地域班)は、執行委員の知人で、食料自給率さえ放棄した農基法改定案に怒りを持つ農家2人と懇談し、率直に訴え仲間に迎えました。
 長浜では30年ほど前に米不足でタイ米が出回り、国産の米が手に入らないときに、自家消費分は自分でと決意され、現在150アールの田んぼを耕作されている方がいます。資材の高騰で農産物の価格転嫁のできない状態で困っている農家と気軽に話し合い、闘う農民連運動の仲間に加わってもらいました。
 また栗東や日野で班会議を開き、仲間づくりの計画が立てられ行動しています。
 6月6日に開かれた農民連全国代表者会議では「農政を変える仲間をふやし集中期間を成功させよう」と6月から7月末までの取り組みが提案されました。
 滋賀県農民連の総会で仲間づくり計画と、全国農民連の仲間ふやし集中期間が相まって仲間増やしを大きく前進させなければなりません。