福島県の就農フェア2024にあだたら食農school farmが出展(2024年07月29日 第1611号)
80組以上が来場 「一度現場にきて」と呼びかけ
根本会長‥農村守るために積極的な受け入れを進めたい

笑顔で説明する根本会長(左から2人目)
福島県は7月14日、東京都内で「福島県で農業しよう! 福島くらし&“就農”フェア2024」を開催。80組を超える方が相談に訪れました。
二本松市の「あだたら食農school farm (スクールファーム)」も出展し、福島県農民連の根本敬会長などが来場者に説明しました。
同イベントは福島県が主催。県内の市町村や団体などがブースを40カ所構えました。「くらし&就農と銘打ち、就農における自治体の支援と合わせ、地域の先輩方の声も聞ける機会を作ろうと開催しました。都会とは違う地域の付き合いに適応できるのかが大切です。地域の相談できる人につなげていくのが行政の役割かなと思っています」と福島県農林水産部農業担い手課の佐藤周課長は話します。
「あだたら食農school farm」のブースには8組が相談に訪れました。
最後に訪れた埼玉県の40代夫婦は「もともと二本松市のことは知っていました。スクールを名乗り、きちんと就農希望者に教えてくれるところが、私たちのような就農を考えている立場としてはありがたく、興味を持ちました。現場に来て体験してみたらと提案されたので、実際にやっている人の話を聞いてみたいと思います」と話していました。
根本会長は「すでに就農して両親のいる福島に移住して地域に貢献したいという方や、将来的に生活の中に農的要素を取り入れたい夫婦などが相談に来ました。農村回帰のトレンドはあるので、地域に迎え入れる体制がないと、農村は消滅してしまう。そういう思いで、こうした機会には積極的に参加しています」と参加の狙いを語っていました。