旬の味
7月8日にやっと田植えが終わり、一息つく間もなく、草刈り、無農薬田の除草、天候不順のためにまだできていませんが、大豆のは種作業。たくさん仕事があります▼私が農業に携わってから17年がたち、年々体力の衰えを感じる中で、地球温暖化から地球沸騰化といわれる時代になりました。昔より明らかに作業ができる時間が短くなっていますが、そんな時代だからこそ、自分がしている農業に生きる意味を感じています▼今年は、カルガモ親子2組、おしどり4組、ニホンイシガメの子2匹。たくさんの生き物たちがほ場で見られるようになりました。無数のトンボもモリアオガエルの卵もカエルの鳴き声も、失いつつあった姿が、長い年月を経て昔の里山に戻りつつあります▼人は簡単に壊すことができます。けれど、守ることもつくり上げていくこともできる生きものだと思います。地球に住む生命ある生きもの同士が支え合い、互いを必要とする存在だと気づくことが、今の時代に必要ではないでしょうか。(聡)