能登半島地震(石川)穴水町へ 福島県農民連が避難者支援(2024年08月26日 第1614号)
“本当にありがたい”と感謝の声
そうめん炊き出し 米・野菜にも長い列
福島県農民連は7月17日~19日、能登半島地震避難者支援を行いました。福島県農民連から10人、石川県農民連と能登半島地震被災者共同支援センターから8人が参加しました。
倒壊した住宅の傷跡生々しく

そうめんを被災者に配布
支援活動を行ったのは7月18日で、前後の日は移動日です。能登地方に入ると、高速道路は至る所で陥没し、倒壊した住宅はそのままで地震の傷跡が生々しく残っていました。特に高速道路は片側通行でしたが、17日からようやく対面通行になったところでした。
午前10時に穴水町の由比ヶ丘仮設住宅に到着。11時30分からそうめん(会津産小麦使用)をゆで、器に盛り、めんつゆをかけ、入居者に振る舞いました。行列になるくらい人気があり、3キログラムの白米100袋や野菜も提供し、喜ばれました。
もし原発建設がされていたら…

食品配布も喜ばれました
仮設に入居している女性は、「夫と息子の3人で暮らしているが、狭く、カーテンで仕切っています。支援のイベントが楽しみで、本当にありがたいです。おいしいので3杯も食べました」と笑顔で話していました。由比ヶ丘仮設住宅は180戸あり、能登地方の各地から避難者が入居しています。
避難者支援のあと、原発建設を地元住民の反対運動で、建設を阻止した珠洲市の海岸を見学し、1メートル超隆起した岩壁や海岸線を目の当たりにし、もし原発が建設されていたらと思うとぞっとし、体が震えました。(福島・安達地方農民連ニュースから)