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富山県食健連 稲刈り交流会(2024年09月30日 第1619号)

新米おにぎり食べ、 米危機の学習も

1株1株ゆっくりと刈り取り

 富山県食健連は9月15日、富山市婦中町(ふちゅうまち)の農民連会員、島坂鉄夫さんの田んぼで稲刈り交流会を行いました。この稲は今年の5月19日に田植え交流会で植えたコシヒカリで有機肥料を使って栽培され見事に実っていました。

 初めて稲刈りを体験する子どもたちは手を刈らないように、稲の持ち方や「うんちんぐスタイル」にならない稲刈り姿勢を農民連の会員から教えてもらいながら、一株、一株ゆっくりと刈り取りました。刈った後、ワラで束ね、広げて地干ししました。

おいしいものを食べながら意見交換

 作業が終わってから島坂さん宅で、9月10日に東京で開催された緊急米行動での農民連の長谷川敏郎会長のミニ講演会の録画を見て学習しました。学習会の後、島坂さんが作った新米のコシヒカリのおにぎり、具たくさんの豚汁、「ズイキ」の酢の物、ブドウなどをいただきながら意見交換。
 新日本婦人の会の会員さんから「新たに今年のお米の注文が来ているけれど対応できるのか」との質問や、安全な学校給食の無償化の運動のこと、農民連からはいっそう安全な有機米の産直を進めることなどの提案もあり、活発な交流会となりました。
 (富山県農民連副会長 水越久男