アイコン 新聞「農民」

旬の味(2024年10月07日 第1620号)

 酷暑、大雨による各地での災害、世界的にも干ばつ・洪水と大変な気候になった。能登での大雨災害は地震の爪痕の残る中で言葉にならない。これから災害が増えるのかと心ふさぐ▼当地も夏の間は雨が降らず収穫の秋を迎えて連日の雨で倒伏の田んぼの稲が更に倒れてしまった。8月から9月の気温は昨年ほど高温にならず、水は限られているのでかけ流しは難しかったが、追肥などの高温障害対策が取られ、品質の確保ができると思っているがどうなることか…▼8、9月の気温で収穫時期は昨年度より少しゆっくりかと構えていたら5月からの高温で酒米は9月に入り、程なく収穫適期となった。大慌てで落水をしようとしたら水口にオタマジャクシがいた!刈り取りで田んぼに入ると絶滅が危惧されているイトトンボの子ども?がたくさん。気候の変化の影響か?▼酒米は無事収穫できた。米余り、米ひっ迫と農政に翻ろうされながらも野鴨に今年も除草してもらいながら収穫を迎えられたこと、自然の恵みに感謝。(蛙)