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能登 地震の被災地に豪雨 インフラ・生活基盤根こそぎ破壊 懸命の復旧・支援続く 富山県農民連・水越副会長から第一報(2024年10月07日 第1620号)

河川がはんらんし、稲刈りが始まったばかりの田んぼにも被害がでました(輪島市)

 9月21日に発生した線状降水帯によって、石川県能登地方では土砂災害、河川の増水による住宅の浸水など大きな被害が発生しています。
 富山県農民連の水越久男副会長は、9月26日に片道3時間かけて石川県輪島市へ衣類の支援物資を運び、避難所に身を寄せている農民連会員から聞き取りも行いました。
 水越さんは「豪雨の爪痕は悲惨です。橋げたも壊れ、どれだけの豪流だったのかが想像されます。街の中は土砂の後片付けに追われていました。数十センチたまった土砂を1メートル近くも積み上げた山が所々にありました。近くの仮設住宅も床上浸水で住めず、避難している方も多くいます。米や野菜など食材の支援が求められています。引き続き、救援活動に全力をあげます」と話しています。