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自民党政治変える絶好のチャンス =全国革新懇が懇話会= 革新3目標掲げ要求実現を

各団体が取り組みを交流しました

 全国革新懇は10月10日、東京都内で賛同団体・個人の「懇話会」を開きました。総選挙を前にした情勢認識の共有や各団体の取り組みについて交流しました。
 開会あいさつを代表世話人の矢野裕・元東京都狛江市長が行い、「今の自民党には政治を変える力をもっていない。国民のなかに入り、対話し、革新懇の役割を大いに語ろう。今日の会議はその第一歩に」と述べました。
 代表世話人の石川康宏・神戸女学院大学名誉教授が講演し、総選挙での取り組みについて、(1)自民党にはできない新しい日本社会のビジョンを打ち出す(2)さまざまな願いに基づく共闘をつくる(3)政治をわかりたいと思っている市民に応える工夫を具体化する――ことを提起しました。
 日本共産党の穀田惠二前衆院議員が国会情勢を報告しました。
 各団体からの報告で、農民連の笹渡義夫副会長が発言。「共闘なしに農政の変革はなし」という立場で、米価下落、酪農・畜産危機、今回の米パニックの問題で、市民と野党の共闘を貫き、集会や学習会を実施してきたことを報告しました。
 懇話会と同時に開いている農民連全国代表者会議でも、「革新3目標を掲げる政党を伸ばしてこそ、農政は変えられる」と意思統一し、新聞「農民」号外を大量に配布し、対話を進めていることを訴えました。
 全国革新懇の小田川義和事務室長は「総選挙は自民党政治に一矢報いる絶好のチャンス。短期間のたたかいだが、一人ひとりの要求と政治を結びつけ、要求に基づく運動を進めながら総選挙をたたかおう」と呼びかけました。

 革新3目標

 (1)日本の経済を国民本位に転換し、暮らしが豊かになる日本をめざします。
 (2)日本国憲法を生かし、自由と人権、民主主義が発展する日本をめざします。
 (3)日米安保条約をなくし、非核・非同盟・中立の平和な日本をめざします。