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衆議院選挙 全国で市民と野党の共同候補が勝利 農民連も各地で勝利に貢献

沖縄 2選挙区でオール沖縄勝利 基地強化ノーの民意示す

勝利を喜ぶ赤嶺さん(中央)

 10月27日投開票で行われた衆議院選挙は、自民、公明両党が過半数割れし、石破政権に痛打を与えました。農民連は市民と野党の共同候補の勝利のために貢献しました。2面に談話を掲載し、1、2面で沖縄、宮城、福島1区、新潟、長野の各県農民連の奮闘と参院岩手選挙区補欠選挙での岩手県農民連の取り組みを紹介します。

 沖縄県では、民意無視の辺野古新基地建設反対、普天間基地の閉鎖・撤去、南西諸島の軍備強化反対の運動が進められ、大きく盛り上がっています。
 沖縄1区では、オール沖縄分断の策動もありましたが、オール沖縄の団結の力で跳ね返し、赤嶺政賢さん(前衆院議員、日本共産党)が勝利。2区でも、社民党の新垣邦男氏(前衆院議員)が2回目の当選を果たしました。
 石破・自公政権へのノーの民意を示すことができたと思います。
 沖縄農民連の会員も各選挙区でオール沖縄の候補の勝利のためにがんばりました。何よりも全国からの物心両面にわたるご支援、まことにありがとうございました。
 来年の参議院選挙でもオール沖縄の候補の勝利のために奮闘する決意です。
沖縄農民連会長 中村康範

福島1区 金子恵美さん再選 女性部が檄旗作成し激励

金子候補(中央)を激励する福島県農民連女性部のみなさん

 衆院選福島1区の立憲民主党公認・金子恵美さんは自民党公認候補に、4万票余りの大差をつけて勝利しました。福島の4選挙区の中で福島1区だけが唯一“実質的な野党共闘”を実現することができました。
 福島県農民連女性部は、金子候補のために檄(げき)旗を作成し、10月21日の福島市内の街宣開始前に手渡しました。前回の衆議院選挙でも同様に檄旗を送っており、金子候補は「また作ってくれたんですね、ありがとうございます。事務所にまた飾ります」と快く受け取ってくださいました。
 檄旗には農村女性ならではの要求を一面に書き、それを見た金子候補も「皆さんの要求ですね、しっかりと受け止めます」と言ってくださり、演説でも「農業をないがしろにする政権を倒して、政権交代を果たしたい」「私は立憲民主党で次の農林水産大臣として仕事をしてきた。国会に戻りその役割を果たしたい」と訴えました。
 金子候補はこれまでも県農民連総会に毎回参加され、市民連合主催の国会報告会にも参加され、市民と野党の共闘に尽力してきた方です。
 引き続き金子恵美さんを支援し、農民連の求める農業政策を要求していきます。
 (福島県農民連女性部 横山真由美