韓国全北女性農業団体 大阪農民連と懇談・交流
泉州水ナス、糠漬け“マシッソヨ”

両国の農業問題について意見交換しました
農民連も加盟する国際農民組織ビア・カンペシーナの韓国女性農業団体・全北女性農民会連合から20人が9月25日、大阪市の大阪農民連事務所を訪れ、懇談と交流をしました。
府連会長の田中豊さん、大阪産直センター事務局次長の辻本祥子さんと笠井亮さんが対応しました。田中会長は、大阪府連の「写真で見る50年」をもとに、大消費地に隣接していること、農地への高額な税制度など、大阪農業の特徴を示しながら、都市化の中で農地を守り、どう農業を続けていくかが課題だと説明。韓国での農産物価格は農民の意見は反映されず、ほとんど市場(セリ)で決めることになっていることに対し、辻本事務局次長は、生産者が再生産できる価格を生産者と相談して決めていると大阪の産直運動について返答しました。

大阪農民連事務所前で。横断幕は全北女性農民会連合と表記
そのほか韓国側から「大雨の被害がひどかった。どんどん気候が悪くなり、農産物の生産も落ちるが、政府の対策はあるのか?」「食料・農業・農村基本法の改正で困っている点は何か?」など様々な質問が出され、田中会長が回答しました。
お茶うけに、泉州水ナスの糠漬けを提供すると、「マシッソヨ」(これおいしいです)との感激の声が上がりました。(大阪府連ニュースから)