旬の味(2024年11月18日 第1626号)
10月末の地域の秋祭りの獅子舞が5年ぶりに復活しました。コロナ禍で中止になって、復活がかなうか心配していたので良かった~▼県外の農業大学校に進学した息子も帰省し、夫と親子2人で参加することができました。地域のおっちゃんたちが息子に「祭りには帰って来いよ」と声をかけてくれたのがありがたかったです▼徳島のこの小さな祭りは地域の活力の源です。能登の人たちが甚大な災害を乗り越えて祭りを続けようとしているのと同じ気持ちが獅子舞を復活させたと思います▼祭りは人と人を結びます。今年も災害、猛暑と大変な年でしたが、祭りは実りとともに時に災害をもたらす自然の神様と人を結びます。人を孤独にせず、土地に根差した存在にして、過去と未来の時間軸に結び付けます▼農業は自然から実りをいただくので私は祭りに思い入れがあります。不足で大騒ぎになった米、食料自給率向上のために買い支えてください。政府には消費者も農家も支援する食料の安定供給対策を求めたい。(五)