アイコン 新聞「農民」

仲間づくり運動 各地で進む 農民連第26回大会成功させよう(2024年11月18日 第1626号)

福岡県連

情勢の大激変生かし仲間をふやしていく
学習会などで読者14人拡大!

福岡市で開かれた学習会=10月19日

 福岡県農民連は、10月累計で14部の新聞「農民」を拡大しています。
 県連の藤嶋嘉子事務局長は、新日本婦人の会や労働組合主催の学習会で講師を10月に3回務めて、その中で読者を増やしています。
 藤嶋さんは、「米不足問題が起きてから消費者が食と農に大きな関心を持ち、情勢が大きく変化している」と言います。
 講演内容はゲノム編集や遺伝子組み換え問題と米を含めた農業問題も取り入れて、参加者の関心に合わせ、臨機応変に対応しています。
 講演の中で、「食料・農業の問題は、消費者の皆さんの問題として捉えてほしい。農家はいま販売する米がないので、新聞『農民』を販売します。農家とお友達になることが、来年以降も食を確保できる。新婦人産直も活用してほしい」と呼びかけて、拡大しています。
 藤嶋さんは「消費者も農業の危機を自覚し、農家はなくならないでほしいと変化しているのを感じます。農民連は運動を大きくする力があり、農家と消費者の両方の視点をもっている組織だと思います。今後も学習会の講師が予定されています。いまの情勢を生かして大運動の中で仲間づくりを成功させていきたい」と話しています。


群馬県連

「農民運動支えたい」産直でつながり入会
会員2人、読者6人ふやす

 群馬農民連は、10月に会員2人、「農民」読者6人を拡大しました。
 西毛農民連では、サラリーマンをしながら野菜を作っている兼業農家の方が、退職後も農業をしたいと準備しています。農民連とは産直運動でつながりがありました。将来は、野菜ボックスに出荷できるように計画しており、入会しました。
 利根沼田農民連では、以前、夫が農民連に入会し、数年前に退会していた方がいました。しかし、市民運動に取り組むなかで、昨今の食と農の危機の中で農民連が果たしてきた役割などを会員に紹介されて、農民連を支えたいと農民連に再加入しました。
 利根沼田農民連の理事会では、組織拡大を議論し、会員が新聞を2部拡大しています。また、吉野浩造県連会長がつながっている人に声をかけて2部拡大しています。
 群馬県連は、「食料自給率向上自治体宣言」を県と全市町村であげるための請願の取り組みも始めています。こうした運動を通じてさらに仲間を増やす決意です。