千葉県母親大会 食の分科会が大盛況 脅かされている農業と食の安全 県農民連の齋藤教子さんが講師(2024年12月02日 第1628号)

気候危機の問題を学びました
11月10日に第66回千葉県母親大会が船橋市の市立葛飾小学校を会場に行われました。
全体会では、プロダイバーであり環境活動家でもある武本匡弘さんによる記念講演「海の中から地球が見える―気候危機と平和の危機―」が行われました。
きれいな海の中の写真に続き「気候変動」により崩れてしまったサンゴ礁の様子には「気候危機」が突き付けられた気持ちになりました。「気候正義(気候変動による不平等・不公正を解消すること)」は、食料危機にも通じるものがあります。すぐにでも取り組まなければ、地球上に人間が生きることができなくなる恐れがあることを感じました。
全体会に先立って行われた分科会の一つ「守りたい食の安全・安心」を私たち千葉県農民連女性部が担当し、県農民連常任委員でもある齋藤教子さんが講師を務めました。
懐かしい小学校の教室、想像していた以上に小さい机と椅子。普段は28人の生徒が使用している教室に、椅子だけを足して40席にしましたが、あっという間に満席に。立って聞く人や諦めて別の分科会に行く人も…。
たくさんのスライドを使用して、アメリカの食料戦略の犠牲となった日本の農業と、脅かされている食料とその安全性について話してくれた齋藤さん。参加者から、わかりやすいと大好評でした。
資料として配布した新聞「農民」を講師である齋藤さんから紹介してもらい、購読を訴えてもらったところ、なんと!その場で4人の方から購読申し込みがありました。
齋藤さんをはじめ、準備に関わって参加もしてくれた女性部みなさんも、報われたような思いで喜び合いました。(千葉県農民連 谷川聡子)