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大豆畑トラスト収穫祭開く 福岡・みのう農民組合(2024年12月23日 第1631号)

お客でなく私たちも動きたい
無添加みそ・しょうゆ持ち帰る食の安全の「ミニ学習会」ひらく

ご汁で体を温めました

 福岡県の、みのう農民組合は11月24日、うきは市で大豆畑トラストの収穫祭を開催しました。
 上村庫史組合長は、「トラストの畑で収穫されたばかりで少し乾燥が足りませんので家で広げてください」と自宅で行うトラスト農作業の号令をかけました。あいさつで「来年は続けるかどうかわからない……」としんみり話すと、「エ~?」「続けて下さ~い!」と会場に拍手が湧き起こりました。
 希望された方に弥吉醤油で作られた無添加のみそ、しょう油が会費の口数で配分されました。今回が2回目の参加という女性は「棚田を守る会などにも入っています。農村で交流できる機会があれば、行くようにしていますが、農作業の邪魔にならないように手伝いたい」「お客ではなく私たちは動きたいんです」と即席チームがいつの間にかでき上がっていました。

ミニ学習会を開催

 箱詰めは重さ15キロになり、「無事届きますように」との願いも詰め込む作業になりました。
 トラックに荷積みされ、幌がかけられ見送った時、みのう農民組合と会員が作るトラストの歴史の鎖がしっかりと編み込まれたのだと感じました。

 福岡県連の藤嶋嘉子さんによるお話しタイムで、食の安全のミニ学習会を開き、農民連食品分析センターの募金が集まりました。
 組合員がつくった、ご汁(すり鉢で潰した大豆が入ったみそ汁)が振る舞われました。