旬の味(2024年12月23日 第1631号)
先日夜7時半頃、激しい雨音と雷鳴のパラパラと硬い音が混じり、暗闇で直径1センチ弱のひょう交じりの雨が7分位続いた。翌日、白菜、小松菜、ネギなどに穴が空いたり、折れたりを確認▼別件で有機農家の作柄情報交換会にオンライン参加。米は暑さ、イネカメムシの異常発生で収穫がほとんどない田んぼの報告も。斑点カメムシと違い穂に全く実が入らない。慣行栽培でも農薬が効かず被害発生とのこと▼越冬成虫が次世代を増殖、被害を増大し活動範囲を拡大中。豊作の情報なし。野菜は昨年の経験を生かし効果を上げた方も。しかし虫よけネットなど手間と金のかかる対策が増えている▼大豆の出来も芳しくない。異常気象は予測不能で対策も難しく、いつ収穫がなくなるか不安に駆られるが、米価の異常高騰する中で有機農産物の入手問い合わせも続く▼自給率向上を無視した政府の農政で、量も安全も低下し、格差社会の中で軍事だけにお金を回せば、国民の健康も体力も意欲も低下し戦争など耐えられない国に?(克)