水害被災から3カ月も避難所生活続く 1日も早く住宅の復旧を
生活が安定しないと、作付けの意欲わかない
石川・輪島 山崎 信寿さん(78)

住宅前の道路の土砂は撤去され、ようやく自宅まで行けるようになりました。住宅は大規模半壊の判定を受けており、車庫に流木が入りこんでいます。取り除くと倒壊の危険があることから、流木の撤去が進まず、仮設住宅の建設も遅れているため、9月21日の水害から3カ月以上たちますが、いまだに避難所で生活しています。仮設住宅入居は早くても2月下旬以降になる見込みで、今は住宅周りの土砂をボランティアに頼んで除去を始めています。
道路が寸断されていた農地は、山側からの道路が復旧し、残っていた里芋の収穫は無事に終えることができました。少し希望が見えてきましたが、住宅再建ができて、生活が安定しないことには作付けの意欲がわかないのが現状です。
地域の中には震災や水害以降、農地をそのまま放置せざるを得なかった農家も多く、再開したくても多くの労力が必要になっています。
今はとにかく一日も早い住宅の復旧を願っています。