農のこころ 剪定の音青天を駆け巡る 亀山 勝保
俳誌『みすゞ』から。林檎・梨・葡萄など果樹類の剪定は主に芽吹く前の冬に行う。脚立の上に乗り果実を実らせる枝を残して切り落とす。長年果樹農に携わってきた剪定の技。てきぱきと剪定する鋏の音。上向きの作業は大変であるが、手捌きの快音が響き風情がある。青空に刻み込む一枝一樹は切絵のようだ。
俳誌『みすゞ』から。林檎・梨・葡萄など果樹類の剪定は主に芽吹く前の冬に行う。脚立の上に乗り果実を実らせる枝を残して切り落とす。長年果樹農に携わってきた剪定の技。てきぱきと剪定する鋏の音。上向きの作業は大変であるが、手捌きの快音が響き風情がある。青空に刻み込む一枝一樹は切絵のようだ。