活動交流ミニニュース 呼びかけが届けば農民は集う 新聞折り込みで5年ぶり2人入会 茨城・常陸野農民センター(2025年03月10日 第1641号)


学習会で講師を務める荻谷事務局長
茨城県の常陸野農民センターでは、なんでも相談会に参加した方2人が入会しました。
県連が作成した「なんでも勉強会」や免税軽油のことが掲載されたチラシ(図)6300枚を一般紙に折り込みました。持続化給付金以来、5年ぶりの挑戦でした。勉強会には、折り込みチラシを見た3人と会員のつながりで3人、会員外から6人が参加しました。
チラシを見て来場した米とネギの生産者(30代)は、「免税軽油をやりたい。他にも税金や農業のことを相談したい」とその場で入会。
会員のつながりで参加した50代の方は、売り上げも多く消費税課税事業者でしたが、親から引き継いだ時から白色申告でした。
荻谷祥子事務局長が記帳簿を見せながら「あれもこれも経費になります。農民連のノートで青色申告もできます。まずは10万円控除からやってみませんか」と紹介。その場で入会には至りませんでしたが、引き続き声をかけていく予定です。
折り込みチラシで勉強会を知り、後日つながった80代の方は、これまで農業所得が低く市役所で申告していました。昨年来の米価高騰で、所得が例年の倍になったために来ました。具体的に経費になるものを確認するやりとりを経て記帳簿も購入し、その場で入会。
荻谷事務局長は、「数年ぶりに折り込みに挑戦したら、すぐに2人が入会。役員や事務局みんなで『もっと声をかけて広げたいね』と元気になっています。まずは勉強会に参加した方に入会してもらえるようにしたい」と話しています。