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消費者とともに農業守ろう 神奈川県母親大会 県農民連女性部もスピーチ(2025年03月31日 第1644号)

訴える高橋さん

 神奈川県農民連女性部は、県母親大会に5人で参加しました。
 全体会では、「世界で最初に飢えるのは日本?安全な食とそれを支える日本の農業」と題して東大大学院教授の鈴木宣弘さんが講演。「令和の米騒動で明らかになり、いま起きている農業の危機は、都市部の消費者の食料確保に直結する問題だ」と指摘しました。
 農民連顧問で女性部の高橋マス子さんは、「減反を押し付ける農政の下では、今年も米が足りなくなる。時給が安い米農家の現場では、農家がやめてしまい、いま53万人しかいません。このままでは毎年米不足になってしまいます。野菜も温暖化や農家の減少で採算が取れません。消費者のみなさんと一緒に、価格保障、所得補償を求めていきたいと思います」とスピーチしました。
 参加者に「農民連食品分析センター機能強化募金のお願い」チラシを配布し、「分析センターは設立から28年が経過し、機材の更新が必要です。ぜひご協力を」と訴えました。