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農のこころ 牛が好き飼料高騰春を待つ 岩上 牧山(2025年04月14日 第1646号)

 俳誌『しなの』から。畜産農家にとって飼育の餌が、外国輸入に頼らざるを得ない。しかし、その餌代が高騰して大変な事態に。赤字続きで経営が成り立たないという。このままでは続けられなくなった。「牛が好きで」飼育を我慢してきた。早く牛を野に放ち、美味しい春の草を食べさせたい。切々の訴えが籠る一句に。