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社会保障の充実を 消費税減税を急げ 国民大運動実行委など 国会前行動(2025年04月28日 第1648号)

国会に向けて声をあげる参加者

 国会前で4月16日、国民大運動実行委員会などが呼びかける国会前行動が行われ、市民ら190人が集まりました。
 主催者あいさつした中央社会保障推進協議会の渡辺勇仁代表委員は、「医療・介護労働者の賃上げは、昨年より下がり、3年連続で他産業との賃金格差が拡大している。命を守るとりでのケア労働者が力尽き医療・介護の崩壊が目の前にきている。医療機関は7割が赤字だ」と指摘しました。
 「高額医療費の大改悪、紙の保険証存続のたたかい、生活保護を守る裁判闘争など、さまざまな課題があるが、少数与党の中で声を上げれば、変えられる情勢だ。夏の参院選では、政治を私たちの手に取り戻し、社会保障充実のために力を合わせよう」と呼びかけました。
 全国商工団体連合会の牧伸人事務局長は、「3月末、インボイス(適格請求書保存方式)登録後、初めての消費税1年分の申告で『こんなに高いのか』と驚きの声が上がっている。赤字でも納税を迫られ、生活費に食い込む消費税の逆進性の被害が深刻。消費税は経済弱者にも、赤字の中小業者にも、容赦なく負担を負わせる。一刻も早く減税を」と訴えました。
 参加者は、国会議事堂に向かって、「軍事費削って中小企業予算を増やせ!」「農業・畜産を守れ!」とコールしました。