旬の味(2025年04月28日 第1648号)
令和の米騒動、いまだに収まらず秋まで続きそうだ。ユーチューブでもいろいろな米騒動を伝えている▼そのうちの一つに元農水省の役人なる人物が登場し、「米はあると思っていた。備蓄米を放出したら、滞っていた分が出てくると思っていたが、でてこない。いよいよ足りないと思っている」ということを言っていた▼今ごろ何を言っている。農水省といえども働く仲間とは思うが、国民の税金で給料をもらいながら、どんな仕事をしているのか? と腹立たしいやらあきれるやら▼こんな人たちが作る政策でわれわれは汗を流しているのか。バカバカしいと投げ出したくなった。でも食料は、国防。鉄砲や大砲では、どんなに高いものでも飢えをしのぐことはできない▼「米が危ない」と題して学習会があり、「農家の話が聞けて実態がわかった。こういう話を消費者にたくさんしてほしい」と感想が寄せられた。国民の命を守るのは、農業だと思い返し、消費者の顔を思い浮かべながら、畑に雪解けの様子を見に行く。(麻)