アイコン 新聞「農民」

高知 食と農を考えるつどい

農村の現状、生産の実践を語り合う 運動広げ参院選で農政の転換を

食と農の未来を考えました

 4月13日に高知市で、「第4回高知の食と農を考えるつどい」が高知県農民連も協力して開催され、120人が参加しました。

 四国農民連顧問の白川よう子さん(日本共産党比例代表候補)をコーディネーターに4人が登壇し、パネルディスカッション。消費者は、「食べ盛りの子どもがいるが、米価高騰で本当に大変」と発言しました。
 ゆず農家は、「1ターンで高齢農家の農地を譲り受け、平たん地も抜根し、ゆずを生産。しかし、近隣は高齢化で、産地として今後も継続できるのかが不安」と述べました。
 長年がんばってきた米農家も「田んぼの多面的機能を維持し、食料を生産するために、近隣の水田も受け持ってがんばっているが、高齢化が進む中で、限界が近づいている。米価は上がったが、まだ再生産できる価格ではない。田んぼを守りたいがどうしたらいいのか」と深刻な実態を報告しました。
 有機栽培の生産者は、「いろいろな職業を経験したが、最終的に農業を仕事にしようと高知に移住した。電気は小水力発電、車は廃油で走るディーゼル車。地球との共生のために」とアグロエコロジーを実践していることを紹介しました。
 コーディネーターの白川さんは、「食と農の再生を進める運動を広げ、参院選で政治を転換する必要がある」とまとめました。
 参加者に百姓一揆を紹介した新聞「農民」見本紙100部を配布し、「全国各地でがんばって農業に取り組んでいる様子が紹介されているので、ぜひ購読を」と呼びかけると、会場で4人が申し込みました。
 日本共産党の紙智子参院議員(党農林・漁民部長)も参加し発言しました。