活動交流ミニニュース 新規就農者を迎えて支部に大きな力 月1回の会議を大切にがんばる 徳島・阿波(2025年05月26日 第1651号)

雄大に広がる阿波市内の風景
徳島県農民連阿波支部では、今年2人の会員を迎えています。川人義朗支部長(県連会長)の経験を紹介します。
昨年、大阪から移住して新規就農したIさん(50代)は、海外からの援農ボランティアを受け入れ、日本の農業文化を広げながら、ブロッコリー、ナスなどを栽培しています。
ボランティアには、宿泊場所と食事などを提供しています。Iさんの畑の近くの会員が、栽培方法や農地、農機具についてなにかと相談にのってきました。
Iさんは、50代で新規就農、年齢の制約から補助金の対象にならず、「年齢制限のない補助金を作ってほしい」という要求を持っています。
会員から紹介を受けた川人会長は、農民連について資料を渡して説明。「阿波支部では月に1回集まって支部会議をしている。1、2月には税金の勉強会を開催。市とJAにも要請している」などと説明して、支部会議も見学してもらい、加入となりました。
阿波支部では、2月の春の大運動でも、税金学習会に参加した30代の農家を仲間に迎えています。現在、新年度恒例の市要請の準備をしています。
原則的な活動で現勢がプラスに 川人会長の話
3年前に8人で結成した阿波支部は、増減がありながらも現勢でプラスを維持できています。会員が拡大をしようという姿勢を持っているからです。方針通りに税金勉強会を続けてきました。新聞折り込みも会員の提案で実施し、会員外の方が数人参加してくれます。
しかし、簡単には拡大に結びつきません。「もう勉強会はやめよう」と意見が出ても「諦めないで続けよう」という意見も出て、今年も続けました。月1回の会議での議論を大切にしながらがんばっています。