食と農を守ろう 農政怒りのアピールデモ 京都駅まで150人が参加(2025年05月26日 第1651号)
農民連と新婦人の産直運動
35周年記念の学習交流会
京都府京都市で「農民連と新婦人の産直運動35周年を記念した学習交流会」が5月11日に開催され、180人が参加しました。
生産者交流タイム もっと交流したい

京都市内をパレード
開会あいさつで上柿直一京都府連会長は、「令和の米騒動は減反を押しつけ、食に対する責任を放棄し、米まで市場に丸投げした自民党農政の結果だ。備蓄米を放出しても不足と値上がりが続いている中で、新日本婦人の会と農民連の産直の意義がいま輝いている。産直運動をさらに発展させよう」と訴えました。
農民連本部の藤原麻子事務局長が「日本が一番に飢える国?! 産直運動ひろげて世直し!」と題して記念講演。農民連結成と一体に始まった産直運動は「やってもやらなくてもよい課題」ではなく、「国民の食料と健康、日本の農業を守る国民合意の運動としてスタートした」と産直運動の歴史と意義を語りました。
新婦人の産直部長さんたちによる寸劇で大笑いした後、16のテーブルに分かれて生産者交流タイム。あっという間に時間が過ぎ、「もっと交流したい。機会を設けて」などの感想も。
食料を増産する政府をつくろう
最後に新婦人の澤田季江会長が新聞「農民」号外を使って学習と運動を広げていこうと呼びかけました。終了後に「農政怒りのアピールデモ」を京都駅前まで行い、「子どもたちに国産を残そう。食料増産の政府をつくろう」と声をあげました。
参加した組合員から「改めて産直運動のすばらしさがわかった」「ものをつくって売るだけでなく、食べてもらう人の顔が見え、おいしいと言ってもらうことが力になる」との感想も寄せられました。