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強く大きな農民連へ決意新たに 滋賀農民連が第49回定期大会を開催(2025年06月16日 第1654号)

あいさつに立つ斉藤会長

 滋賀農民連が近江八幡市で第49回定期大会を5月24日に開催しました。
 冒頭、あいさつに立った斉藤佳伸会長は「主食である米を増産し、いつでも安心してご飯が食べられる世の中にしなければならない」と強調し、自公農政の無策を批判し、その転換を求めました。
 また、小泉新農相は米不足を認めず、自民党農政に対する反省も一言もなく農産物輸入自由化、農業つぶしの政治を進めてきたことを批判。「新自由主義のかたまりのような大臣では米の需要と安定価格は望めない」と述べ、米の増産とその手立てを確立し所得補償と価格保障を実施する政策への転換を求めました。
 新日本婦人の会県本部の松波彰子事務局次長、日本共産党県委員会の坪田五久男書記長、平野佳明顧問税理士から来賓あいさつを受けました。

風はわれわれに吹いている

 2024年度は、強く大きな農民連の構築の方針のもと組合員と新聞「農民」の拡大に毎月前進してきました。この経験を生かし、“風はわれわれに吹いている”と感じながら25年度も多くの仲間を迎え入れ、市民、消費者との共同で農と食を守る運動にギアを上げ、前進していくことを確認しました。
 滋賀農民連も高齢化、後継者・担い手不足による離農が増えてきました。
 直面する課題をどう克服していくか? 論議の中心となりました。地域に農民連の仲間を増やし、互いに手伝い合ってでも農業を続けられるように力を合わせ、農業の魅力、展望を語り、若者の獲得、就農の援助等、若い人をターゲットに運動を進め、国・県・市町など行政に抜本的改革を早急に実施させる方針を採択しました。
 後の懇親会では参加者各自の近況や今年の作柄に話が盛り上がっていました。
 (滋賀農民連事務局長 中井良久)