旬の味(2025年06月30日 第1656号)
今年の田植えが終わり、ほっとしている。機械化されているが、それでも体にキツイ仕事だ。近所の農作業の進ちょくを見て、いい意味の対抗意識でキツイ仕事を乗り越えた▼今、農家は減っている。後を継ぐと言っている息子の時に対抗意識を燃やすご近所がいなくなるかもと心配している。仲間と農業法人を立ち上げ、大規模化して、人を雇用したら解決するだろうか▼地域の耕作放棄地に来年の米の作付けが可能か探ろうと草刈りと木の伐採をした。借りている別の農地が地域の水利組合の受益地なのでため池と用水の管理作業に年1回参加していた▼作業の参加者は高齢者がほとんど。田んぼの作付けをやめる家が増えて参加者が減った。来年作付けしようと思っていた田んぼはそのため池の水を利用する▼何軒もの農家がため池の水を使って田んぼをしていればため池と用水の管理はみんながやるのでできる。利用農家が減ったらどうなる?令和の米騒動が米の増産に直結しないさまざまな理由。どうしたらいいの?(五)