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市民と野党の共闘で参議院勝利! 政治を変えよう! 「19日行動」に600人 総がかり行動実行委(2025年07月07日 第1657号)

農民連・藤原事務局長が訴え

 総がかり行動実行委員会は6月19日、「参議院選挙勝利へ! ジ・エンド自民党政治・国会議員会館前」行動を行い、600人が参加しました。

イラン攻撃抗議 消費税減税せよ

訴える藤原事務局長

 憲法共同センター共同代表の米山淳子会長(新日本婦人の会会長)が主催者あいさつ。はじめにイスラエルのイラン攻撃について「戦闘行為をやめよ。アメリカは軍事介入するなと声をあげよう」と呼びかけました。
 「物価高騰で消費税減税や廃止を求める市民の声が7割となっているのに、自民党はまともに応えず、1人2万円のバラマキで選挙に勝とうと思っている。バカにするなと言いたい」と強調。「参院選に向け、市民連合が立憲野党に要請を行った。市民と野党の共闘で自公政権を少数に追い込もう」と訴えました。
 韓日歴史正義平和行動のキム・ヨンハさんは「今日の行動に9人の仲間が参加している」と参加者を紹介。尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権を倒したたたかいなどについて述べ「日韓国交正常化60周年。東アジアの平和のためにがんばっていこう」と呼びかけました。

選択的夫婦別姓 平和求める訴え

 平和を求め軍拡を許さない女たちの会の酒井かをりさんは「選択的夫婦別姓を求める市民の声を国会に届けるため、毎週水曜日の夕方、国会議員会館前で行動をしてきた。事情がありどちらかの姓にすることができず、選択的夫婦別姓も実現しないので、結婚を先延ばしにしているとの声が聞かれた。法案は継続審議となった。絶対にあきらめない。選択的夫婦別姓は幸せな人を増やすだけ」と強調しました。

減産を押しつけ輸入は許せない

 農民連の藤原麻子事務局長は、米不足と価格高騰は、農家に生活できない低米価と減反・減産を押し付けながら、MA(ミニマムアクセス)米を20年で1540万トン輸入し、稲作農家が激減して生産基盤が壊されてきたことが原因と指摘。「米の増産を呼びかけられても直ちに対応できず、事態は深刻です。テレビでは、小泉劇場が垂れ流されているが、そもそも『こんな農政に誰がした!』『国民の主食が満足に買えない国が先進国といえるのか!』の怒りが広がっている。米粒は輸入できても水田の多面的機能は輸入できない。米危機の打開に背を向けたまま、小泉大臣をヒーローに持ち上げて国民を欺く政治は終わらせよう!」と熱く訴えました。
 社会民主党の福島瑞穂参院議員、立憲民主党の米山隆一衆院議員、沖縄の風の高良鉄美参院議員、日本共産党の山下芳生参院議員があいさつしました。