なんてったって!伝統食(2025年07月21日 第1659号)
継いでいきたい日本の食の会 放課後「ばあば塾」で孫と手作り料理に挑戦 子どもたちの「作りたい」思いを大切に 夏休みは料理体験のよい機会に 栗原澄子
みそから揚げ ニラ水餃子 ジャージャー餅

みそから揚げ

ジャージャー餅

ニラ水餃子

ニラ水餃子の材料
孫が学童クラブ終了となって、今年から放課後毎日、私たちのところに通うことになり、「ばあば塾」と称していろいろな料理に挑戦しています。
作るのは孫がやりたいもの。これまでは、プリンやコーラゼリー、ママレードケーキなどお菓子類やきんぴらごぼう、アジの三枚おろしとムニエル、ポテトチップスなどを一緒に作っています。
おもしろかったのは、生クリームからバターを作ったり、酢と卵黄、サラダ油、塩でマヨネーズ作りも。加工品は何からできているか分からないものも多いですが、自分で作るとよくわかり、よい勉強になっています。まさか手作りバターを味わうとは思いませんでした。孫が言い出したおかげです。
今回は、「ばあば塾」で孫と一緒に作った料理を紹介します。夏休みの子どもと一緒の料理作りは貴重な時間となるはずです。長続きのコツは、子どもが好きなものから作っていくこと。
わが家では、まずはから揚げを、しかもみそ味のから揚げを作りたいと言ってきました。みそから免疫パワーももらえるし、味付けも簡単にでき、子どもが作る料理として適しています。
ニラの水餃子も喜んでいました。親の代からわが家では餃子と言えばこのニラ水餃子で、みんな大好き。庭のニラが育つとこの餃子が食卓に上ります。餃子の皮に包む作業は子どもでもでき、どのような形であろうと、ゆでればおいしくいただけます。まとめて作って冷凍し、食べたいときに冷凍のままゆでれば、楽をすることができます。
もう一品、ジャージャー餅はフライパンで焼くので作り方は簡単で、一人でおなかが空いたときには役に立ちます。上伊那農民組合の仲間が作った古代もち米「白毛餅」で作れば、なおさらおいしい一品のできあがりです。
みそから揚げ
材料
鶏もも肉1枚(約300グラム)
みそ大さじ1と1/2
片栗粉
揚げ油
くし形切りのレモン
作り方
(1)ボウルにみそと一口大に切った鶏肉を入れてよくもむ。20分くらい置く。
(2)(1)の鶏肉に片栗粉をまぶす。
(3)低温の油でゆっくり揚げ、最後高温にしてからりと揚げる。
ニラ水餃子
材料(50個分)
餃子の皮2袋
豚ひき肉500グラム
ニラ150グラム
ショウガ20グラム
(調味料)
塩小さじ1/4
しょう油大さじ1
ごま油大さじ1
酒大さじ1
こしょう少々
ポン酢
ラー油
作り方
(1)ボウルにひき肉と刻んだニラとおろしたショウガ、調味料を入れてよくこねる。
(2)餃子の皮に具をのせ、皮の周りに水をつけ包む。
(3)湯を沸かし、餃子を入れ、約5分ゆでる。
(4)ゆでた餃子を器に盛り、好みでポン酢とラー油をつけて食べる。
ジャージャー餅
材料
餅
油大さじ1弱
砂糖
しょう油
ノリ
作り方
(1)フライパンに油を入れて餅を置き、両面を焼く。
(2)柔らかくなったら餅の上に砂糖を適量ふりかけ、その上にしょう油をたらす。フライパンが熱すぎると砂糖としょう油がすぐに焦げるので、火を消してフライパンの余熱でやるとやりやすい。
(3)すぐに餅を裏返し、両面に砂糖じょう油をからめる。少し焦げると香ばしくなる。
(4)ノリを巻いていただく。