女性蔑視・排外主義にNO! 婦団連 緊急宣伝行動 誰もが尊重される社会つくろう(2025年07月28日 第1660号)

「あらゆる差別を許さない」と訴える農民連の藤原事務局長
参議院選挙の投票日が迫り、女性蔑視や外国人やマイノリティー(社会的少数者)を排除する主張が広がる中、東京・お茶の水駅頭で7月17日、日本婦人団体連合会(婦団連)の呼びかけによる「女性蔑視、ジェンダーバックラッシュを許さない」緊急宣伝行動が行われました(※ジェンダーバックラッシュとは、ジェンダー平等や女性の権利拡大などの進歩に対する反動や反発のこと)。
行動日2日前という緊急の呼びかけにも関わらず、当日は50人を超える人々が「誰も排除しない社会に」「私の生き方は私が決める」などの手作りのプラカードを手に参加し、声を上げました。
婦団連の小畑雅子会長は冒頭で、参政党の神谷崇幣代表が「高齢女性は子どもが産めない」「男女共同参画は間違い」などの主張を繰り返していることを厳しく批判。「参議院選挙では、ジェンダー平等を敵視し、家父長制的な国家中心の価値観で人々を分断する勢力ではなく、誰もが個人の尊厳を尊重される社会をめざす政党の議席を増やしていきましょう」と呼びかけました。
排外主義で食の安全は守れない
農民連の藤原麻子事務局長もマイクを握り、「参政党は、食の安全や食料自給率向上を求める国民の声を逆手に取って、有機農業やオーガニックなどを掲げていますが、女性蔑視や排外主義を掲げる政党に、日本の食と農を真に守ることはできません。私たちが求めるのは、お金がある人だけが有機食品を食べるような社会ではなく、誰もが安全な食べ物を安心して食べ続けられる社会です」と、訴えました。