アイコン 新聞「農民」

各地で百姓一揆 いまこそ 声をあげる時だ! 生産者と消費者でエール交換 浜松市 トラクター6台と100人パレード (2025年08月04日 第1661号)

宣伝カー・トラクターを先頭に100人がパレード=静岡県浜松市

市民に訴える百姓一揆参加者(浜松市)

 7月21日に静岡県の浜松駅周辺で令和の百姓一揆in浜松が開催されました。主催は食と農の和はままつ(令和の百姓一揆浜松実行委員会)で、静岡県農民連も共催団体として、準備にあたりました。
 浜松駅北口のスタート集会には、約150人の農家・消費者が参加。米農家の藤松泰通実行委員長は、「3・30令和の百姓一揆が、全国に広がり今度の参議院選挙ではほとんどの野党が農家への直接支払いを公約に掲げた、与党過半数割れの情勢の中で、公約を実現させるために引き続き声を上げよう」と訴えました。
 その後、トラクターデモに参加する生産者を中心に、消費者とのエールの交換があり、肥育・米農家の新村博通さんは「昨年10月に悪性リンパ腫で入院したが、4月に退院して9町歩の田んぼを植えることができた。秋にはみなさんにお米が届けられるようにがんばる」と発言しました。
 100人ほどが参加しパレード。宣伝カー・トラクター6台、トラック・軽トラ8台を連ねたトラクターデモが別コースで行われ、浜松駅周辺でアピールしました。
 午後4時からは、生産者と消費者のざっくばらんな意見交換会・「井戸端会議」を開催し、約80人が参加。山田正彦元農水大臣が食品表示に関する特別報告をしました。スタート集会・パレードには本村伸子衆院議員(日本共産党)も参加しました。(静岡県農民連副会長 吉川利明)