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デマ・差別は許さない 弁護士・学者・文化人がアピール 記者会見で訴え(2025年08月25日 第1663号)

(右から)太田さん、ピースボート共同代表の畠山澄子さん、松尾さん

 参議院選挙では、特定の人々をおとしめるデマと排外主義の主張が政治家からから繰り返されました。この潮流に明確にノーの声をあげようと弁護士の太田啓子さんや、音楽プロデューサーの松尾潔さんら弁護士・学者・文化人の有志12人が共同でアピール文を発表しました。
 7月28日に記者会見が行われ、太田さんは「選挙中に候補者や政治家から差別やデマが公然と語られ、危機感を持ち、傷ついた。しかし、各地で抗う人々もたくさん生まれ、呼びかけた緊急アクションが全都道府県で200カ所以上行われた」と紹介。
 「憲法14条で法の下の平等が保障されているように、選挙が終わっても、差別は許さない、諦めないというメッセージをこの運動で伝えていきたい」と取り組みの意義を語りました。
 松尾さんは、「人は一言の差別的言葉でも深く傷つく。選挙期間中、ヘイトスピーチに反対の声を上げることを許されない空気を感じた。沈黙こそが許される社会のようだった。しかし、その沈黙は誰かの尊厳を奪うことを黙認する社会だ」と自らが立ち上がった思いを語りました。

 

 

デマと差別を許さないオンライン署名の二次元コード