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農のこころ 被災地の豪雨よ雨無き旱田よ 丸山美沙夫(2025年09月01日 第1664号)

 異常な猛暑が続く年である。震災地の能登や九州地方の集中豪雨で水害に見舞われた。その一方では、雨が降らず田畑は旱で、稲の出穂期の大事な時に渇水となり稲が枯れ出した。野菜畑にはお湿りもなく高温障害になった。「災害は忘れた頃に…」という。改めて命の大切さ。農と食を守る対策の必要さを深くする。