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やらまいか給食!それ何なんwサミット 学校給食の取り組み交流 静岡・浜松(2025年09月08日 第1665号)

静岡・浜松

サミットに参加したみなさん

 8月11日、浜松市内で「やらまいか給食!それは何なんwサミット2025inはままつ」が開催されました。主催は静岡県農民連も共催団体として参加する「こどもたちの食の未来のネットワークはままつ」です。
 第1部では、韓国の「親環境無償給食」の視察発表(吉田茂さん・しずおかオーガニックウエブ代表)、袋井市の地場産農産物を学校給食に活用し、食農教育・プラネタリーヘルスを広める活動報告(石塚浩司さん・前袋井市おいしい給食課長)、富士市で38年間学校給食の運動に取り組み自校方式を守り、地産地消の学校給食で地域の生産者を支える人づくり、地域づくりの取り組み(小櫛和子さん・ふじのくに学校給食を考える会代表)など、多彩な報告がありました。
 食の未来ネット代表の川田忍さんから、「やらまいか給食!何なんサミット『5か年計画』」が提案されました。
 第2部のグループセッションでは、地元の食材を生かしたおにぎりを試食しながら、5つのグループに分かれ、1部の報告を踏まえ、それぞれ質問・意見を出し合い、深めました。石塚さんのグループに参加した私は、「回覧板を回して生産者を募ったが、なかなか集まらなかった、生産者を組織するのが苦労した」と話し、「農民連の出番だ」と思うと同時に「もっと力を付けなければ」との決意を新たにしました。
 「3人の報告者の話をもっと深掘りして聞きたかった、時間が足りなかった」など積極的な感想も出され、充実したフォーラムとなりました。

(静岡県農民連副会長 吉川利明)