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新聞「農民」発送を介護施設に委託 認知症でも社会参加を(2025年09月08日 第1665号)

和歌山・紀の川

 和歌山県農民連は、8月から新聞「農民」の発送作業を認知症対応型の通所介護施設「BLGきのかわ(栄寿苑ファミリーデイサービス)」にお願いしています。
 BLGは、「Barriers Life Gathering」で認知症になっても介護になっても選択肢を持ち、社会参加活動ができる場所です。7月からスタートしました。
 きっかけは、紀の川市のコラボレーションプロジェクトで、栄寿苑さんと紀ノ川農協のふうの丘直売所で認知症の方に、
茶がゆを作り振る舞ってもらったことからです。
 若年層の認知症の方が増えてきているそうです。栄寿苑は、認知症になっても以前と変わらず地域の中で活躍でき、集える場として取り組まれています。
 スタッフの方と一緒に、あて名シールを新聞がくる前日に取りに来て帯封に貼り付け、翌日新聞を取りに来て帯封をしています。
 80歳代の認知症の方に「助かっています。ありがとうございます」とお話しすると笑顔が返ってきました。
 写真手前の方が認知症の方で、女性はスタッフの方です。

 (和歌山・紀ノ川農協組合長 宇田篤弘)