農民連関東ブロック学習交流会inやまなし開催 日本の農家・農業を守ろう(2025年09月08日 第1665号)

各地の取り組みを交流
8月18、19の両日、「農民連関東ブロック学習交流集会inやまなし」が甲州市「ぶどうの丘」で67人の参加で開催されました。
東京農民連顧問の横山昭三さんの講演「米は国民の命、米の危機なぜ?備蓄米放出でその先は?輸入の拡大か、農家支援で増産か」では、「米が日本人の主食であり食料自給率の要であること」「今の米価高騰の原因は、政府による米の生産調整にあり、農家を支援し米の生産を守る必要がある」など、詳しい話がありました。
一般の参加者からは「消費者の立場で米問題を見てきたが、生産流通も考える必要がある」「小泉農相の備蓄米放出・輸入拡大は問題解決につながらない」などの声が寄せられました。
各地から農業と地域守る運動が
2日目の自由討論では、開催県・山梨から甲州市の農福連携による果樹園の営農協力、甲斐市の自然農による新規就農者の状況がビデオ通話で発表され、各県からは土地改良区問題、学校給食無償化との連携、学校給食への地元産農産物使用、食料自給率向上都市宣言を求める請願等々熱心な発表が続きました。
農民連の団結で農業の発展を
夕食交流会(1日目)では、甲府盆地の夜景を眺め、バーベキューで交流しながら飲食を楽しみ、気候危機、食糧危機、イスラエルやロシアによる侵略戦争、核戦争の危険、日本で世界で目立つ極右などの問題も話され、歌を歌い、最後は全員で腕を組んで「ガンバロウ」を歌いました。
学習交流会終了後には、関東ブロック代表者会議を開き、次回の開催は東京都とし、できるだけ早く神奈川でも開きたいと意思統一しました。関東ブロックは農民連の団結を強める要石として、農民連運動の発展のため、全力を尽くします。
(山梨県農民連事務局長 谷口和男)