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お米屋さんと生産者の交流会・大阪会場開催 農民連ふるさとネットワーク 生産者・消費者・流通業者が力合わせて(2025年09月15日 第1666号)

あいさつする小倉副代表

 農民連ふるさとネットワークは8月31日、大阪市内で「お米屋さんと生産者の交流会」を開催し、米屋さんと産地合わせて、オンライン含めて約40人が参加しました。
 ふるさとネットの小倉毅副代表が主催者あいさつ。米や農作物の温暖化による影響について語り、食料主権の立場で、生産者、消費者、流通業者が力を合わせる意義を強調。「消費者、国民にも訴えながら、乗り越えていこう」と訴えました。
 農民連の長谷川敏郎会長がオンラインであいさつ。石破首相、小泉農相による、米の価格と需給に責任をもたない農政を批判。そのもとで生産者と米屋さんがこの交流会で直接話し合い、交流することは大きな意義があると述べました。
 湯川喜朗事務局長が、2025年産の米情勢とふるさとネットの販売の方向性について報告しました。

米屋さんも発言 農民連と相談を

 産地からの報告に続き、米屋さんも発言しました。
 「米屋をやりながら米作りもしているが、高温障害で不安」「米屋は農家の思いを受け止めなければならない」「農業従事者をどうしていくのかの議論なしで米輸出など本末転倒」「売る米がないということにならないよう農民連と相談していきたい」などの意見が出されました。
 農民連にいがた産直センターの鈴木亮さんが閉会あいさつを行い、「米価が上がっても後継者がいないと農業は続けられない。今こそ所得補償、価格保障が必要。米と農業を守り、私たちの運動を地域で進めていくために、米屋さんと生産者、消費者の絆を深めて、取り組んでいこう」と呼びかけました。