奈良県農民連女性部 朝市と直売所を見学 89歳の出荷者に質問攻め 加工所の手作り弁当で交流会も(2025年10月06日 第1669号)
直売所「旬の里」の店舗を見学
奈良県農民連の女性部は9月10日、研修会として奈良県農民連北和センター(奈良市)の朝市と農民連の直売所「旬の里まみが丘」(広陵町)を見学し、交流しました。
朝市は小規模でしたが朝採り野菜や果物が数多く並んでいました。交流会では北和農民センターが設立した農事組合法人「みんなで」の加工所の手作りお弁当をいただきながら、出荷者の話を聞きました。たくさんのやりがいや楽しみなどの話を聞き、パワーをいただき、まだまだがんばらなければと思いました。
直売所「旬の里」でも野菜高騰の中、こだわりの野菜や果物がいっぱい。同じ県内の農民連でも知らない取り組みがいっぱいあって、とても有意義な研修会になりました。
(奈良県農民連女性部部長 稲田博子)
参加者の感想
おしゃべりいっぱい楽しい経験に
御所市・吉田慶子さん
北和センターでお弁当を食べて、交流会
北和センターの朝市では、手作り座布団が色とりどりできれいでした。野菜もまとまっていて買いやすさを感じました。朝市やお弁当は朝早くから作業をされていると交流会で聞いて、感心しました。お弁当もそれぞれの材料をいかした料理で堪能しました。
出荷生産者で89歳の男性の方から元気でいる秘訣(ひけつ)や農作業の話を聞いて、みんなから質問攻めにあっていました。やさしさが伝わってきてうれしく思いました。
直売所・旬の里ではたくさんの野菜が入荷しており、棚の並べ方などお店の苦労を感じました。
一日みんなと会話がはずみ、大変楽しい体験でした。
学生時代の同級生にも出会えた
奈良市・竹村はるみさん
奈良県産食材を利用した「みんなで」の里山弁当
交流会で学生時代の同級生に20年以上ぶりに出会えて話がはずみ、パワーをいっぱい頂きました。デザートの立派なブドウが甘くておいしかったです。
直売所「旬の里」では、自分の丹精込めたいちじくがどの様に販売されているのか、楽しみでした。入り口正面に並べていただき、うれしかったです。いろいろ勉強になりました。
冬野菜に向けエネルギーもらった
五條市・山本純子さん
今季は厳しい猛暑で収穫は夜明けからで、直売所「旬の里」でも、北和センターの朝市でも、採れたての新鮮なものが並んでいました。出荷者の中にはすごく高齢の方もいらして、私も冬野菜に向けて苗植え、種まき、水やりに精を出していくエネルギーをいただきました。

