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地域密着の農民連青年部をつくりたい 自給率向上はみんなが賛同 地域の学習会で「農民」読者拡大(2025年10月06日 第1669号)

農民連青年部長 平間 徹也さん(宮城県蔵王町)

学習会で講師を務める平間さん

 宮城県蔵王町の平間徹也さん(農民連青年部部長)は、仲間づくりや新聞「農民」拡大でがんばっています。
 6月から8月までの「仲間づくり集中期間」中に平間さんは仙台市で開かれた宮城県民商青年部総会で、「食料農業問題とここまできたのか米の話」と題して講演しました。
 米農家の激減、令和の米騒動、増え続ける軍事予算と増えない農水予算など、農業政策の問題を資料と新聞「農民」を使って丁寧に解説し、質問もたくさん寄せられました。講演を聞いた2つの民商の会員が新聞「農民」を購読しました。
 平間さんは、青年部を盛り上げる役割を果たしたいと次のように決意を語っています。

 

未来を考える人 みんなで仲良く

 農家は身近な距離にいれば仲もより深まり、活動も進むと思います。広範囲に分散していると集まるのも大変です。もっと地域密着の青年部がたくさん生まれるような運動を作っていくことが、いま重要です。もちろん結びついている農家に会員になってもらう難しさもあります。農民連の自主申告運動や多様な要求を国や行政に届けられる組織だと伝え、一緒にやろうと呼びかけたいと思います。
 青年部では今年度、次世代が農業に挑戦し、継続できるように国に新規就農者支援制度などの抜本的拡充を求めて行政へのレクチャーや要請、実態を集めるため青年要求アンケートに取り組みます。
 こうした農民の声を直接国に届けられる組織であることも青年農家にとって魅力になります。
 外国人など弱者を批判して、分断がつくられたりもしていますが、農家を応援し、自給率を向上させることには、多くの人が賛同できるはずです。
 日本の未来を真剣に考える人はみんな“仲良く”! このスタンスでがんばりたいと思います。