新しい『手引き』『記帳簿』できました(2025年10月27日 第1672号)
国民合意広げる大切な時期
自主申告で仲間を迎えよう
2026年3月申告用の『税金対策の手引き(手引き)』『農業収入・支出記帳簿(記帳簿)』ができあがりました。
昨年来の米不足による消費者米価の急騰は、米の生産・流通など食と農への国民の関心をかつてなく高めています。長らく厳しい条件の中で米を作り続けてきた農民の苦境を国民に知らせ、希望をもって生産を続けられる所得補償・価格保障制度の創設を国民の合意にしていくことが、いま農民連の大きな課題です。
農民連の「自主記帳・自主計算・自主申告」運動は、自らの暮らしと農業経営を守ると同時に、農家の経営実態を消費者に説明するためにも重要です。『税金対策の手引き』と『農業収入・支出記帳簿』は、その有力なツールになります。
2026年申告用『手引き』は、基礎控除の引き上げなど25年の税制改正の内容を反映した最新版です。『記帳簿』も、いっそう記入・整理がしやすいよう記入欄に工夫を加えています。すべての会員に利用を呼びかけるとともに、新しい仲間を迎えるための力としても活用しましょう。
今回から、「相続税・固定資産税」の項目に加え「消費税額の計算」も別冊としてデータのみの提供となります。またパソコン記帳用にエクセル版の『記帳簿』もあります。
すべて会員以外には非売品です。ご希望の方はお住まいの都道府県農民連までお問い合わせください。

