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茨城農民連と新婦人 食と農を守ろう実行委員会 大豆畑トラスト交流会の一環でみそ蔵見学会(2025年11月03日 第1673号)

大きな木だるの前でみそ作りの説明

芋掘りの後でみんなで昼食

見学を終えてみんなで撮影

 茨城農民連と新日本婦人の会茨城県本部は、ともに学習や交流をして産直運動を広めようと、今春に「食と農を守ろう実行委員会」を結成しました。大豆畑トラスト交流会としては6月の「豆腐マイスターになろう」に続き、10月14日、実行委員会主催で、大豆畑トラスト商品でおなじみ「ヤマイチ味噌」(牛久市)のみそ蔵見学会を開催し、22人が参加しました。
 三代目社長が作業場内を案内してくれました。米こうじ、麦こうじ、玄米こうじなどで多種類のみそを作っているそうです。配合作業庫内には丸い大きな蒸し機やかくはん機、ベルトコンベヤーなどがあり、皆興味津々で見ていました。
 また、こうじづくりの部屋には「床」と呼ばれる大きな箱台があり、ここで塊になったこうじを手作業で何度もほぐすのだそうです。ここで優しさが入るのだなあと思いました。
 見学のメインは仕込み用の大きな木だる。創業以来使用しているという杉の木だるの何とも大きいこと。4トン、5トン、9トンが入る大きな木だるがずらりと並んだ様子は迫力がありました。
 仕込みにもコツがいるとのこと、みそに空気が入らないように一足一足丁寧に踏んでいくそうです。これがとても難しい作業で職人技だそうです。
 袋詰めは機械であっという間に商品として出荷する形に出来上がり、みんなの歓声と拍手が起こりました。
 最後は直売所でたくさんの種類がある中で好みのみそをお買い物。みそ蔵見学前に「大地のめぐみ」でさつま芋掘りをして疲れていたのでしょうか。秋風に頬をなでられながら、みそソフトクリームを口にしていました。
 (食と農を守ろう実行委員会・県南農民組合 根本郁子)