総がかり行動実行委が国会開会日行動(2025年11月03日 第1673号)
新首相のもと初の国会
「改憲反対! くらしを守れ」とアピール
10月21日、臨時国会の開会日に合わせて、議員会館前では、総がかり行動実行委員会主催で「改憲反対! 税金は軍拡ではなく暮らしに!」と300人が声を上げました。物価高騰対策、裏金問題、大軍拡、社会保障問題、選択的夫婦別姓など重要課題を棚上げして、3カ月も空白となった国会。極右的政権の誕生でいよいよ平和と民主主義を求める国民的な運動が重要です。
全日本民医連の木下興事務局次長は、自民党と日本維新の会が連立し、その条件に衆議院比例50議席削減を求めたことに対し、「50人で37億円の削減になるが、そんなに身を切りたいなら維新の会の政党助成金36億円を返したらいかがか! 政党助成金の廃止がなぜ言えないのか!」とスピーチしました。
鹿児島県馬毛島では「軍事費43兆円」の枠外で約9000億円つぎ込んで自衛隊基地建設が進んでいます。改憲問題対策法律家6団体の塚本和也弁護士は、「島の地権者であっても、『安全確保ができない』と島内に入れません。自民党と維新の会の合意文書には、安全性が確保された原発を再稼働すると明記されていたが、こんな小さな島の安全管理もできないのに、原発の新増設などできるわけがない!」と強調しました。
また「森林が切り倒されている島には、固有種で絶滅危惧種の馬毛鹿が生息しています。奈良出身の高市新首相は、奈良公園の鹿が外国人にいじめられているとの主張に賛同しているが、基地開発はやめて馬毛鹿を守れ!」と訴えました。

