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農のこころ 新米の朝餉に足しぬもう一合 下平千津子(2025年11月17日 第1675号)

 俳誌『みすゞ』から。主食である米が減反政策と低米価で農家の経営は悪化した。米生産の魅力を失くし、後継者の減少するなかで今日の米不足問題が起きた。米価は高騰し消費者の大変な不安に直面する。しかし、生産者が安心して米作り出来る補償はない。食欲の秋、新米をちょっぴり増やす家族らの大切な朝餉だ。