アイコン 新聞「農民」

とても手に負えないゴンボホリ(2025年12月08日 第1678号)

折れずに掘るのはひと苦労

岩手県農民連女性部
齊藤 富喜子さん(奥州市)

 日かげに雪が残る早春に、私はゴボウの種をまきます。
 10日ほどすると、だ円形のかわいい双葉の芽を出し、成長していきますが、今年の夏は渇水と猛暑ですくすくとはいかず、伸び悩んでいました。しかし、秋の雨続きで葉は通常の大きさに。
 芋の子汁に入れようとゴボウを掘ると、30センチ程度下の硬い粘土を割って、根が伸びていました(写真)。粘土の中に小石も混ざっていて、スコップが刺さりません。よくぞこの硬い土の中に伸びたものだと感心します。
 結局、ゴボウは途中で折れてしまいました。
 この地域では、手に負えないほどに泣く子のことを、「ゴンボホリ」と言いますが、手掘りで折れないようにゴボウを掘るのは、ひと苦労なのです。