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農家の女性たちはわが家の地域の太陽だ!(2026年01月05日 第1681号)

2026年は国連女性農業従事者の国際年
福島 須賀川農民連 女性部
もの作りも女性のつながりも、農民連の出番
佐久間伸江さん(53)(女性部長 須賀川市・野菜)
藤島真理子さん(53)(鏡石町・米)
内山真由美さん(52)(鏡石町・米)

左から、内山さん、藤島さん、佐久間さん、
須賀川農民連事務局長の土井恵子さん

 2026年は、国連が定めた「女性農業従事者の国際年」です。農民連でも元気な女性たちが、ものづくりや地域農民連で活躍しています。
 そんな元気な地域女性部の一つ、福島県の須賀川農民連女性部の佐久間伸江さん(須賀川市)、藤島真理子さん(鏡石町)、内山真由美さん(鏡石町)にお話を聞きました。

「私も担い手」という気概と自信

 地域特産のキュウリ2000株を中心に野菜を栽培する女性部長の佐久間さんは、「私たち夫婦が親世代から経営を引き継いでから約3年。いま野菜作りが本当に楽しい。猛暑の中のキュウリの収穫作業も、これが収入になると思えば、たいへんだけど元気もでるのよ」と笑顔で話します。
 8ヘクタールの水稲を夫婦と息子で耕作し、町の農業委員も務める藤島さんも、「息子の学業が終わって、今度は私の番、ということでパート勤務をやめて、いまわが家では私が農業の経営主。農業の魅力は日々の仕事内容を自分で決められること。がんばっても、手を抜いても収穫に結果が現れるから、やりがいも反省も生まれる」と語ります。
 3人とも農業経営と農作業を担い、地域農業を支える担い手世代。「私も農業経営を支えている」という気概と自信あふれる元気さは、まさに「女性農業者年」にふさわしく、周りの人をも明るくする力があります。

農民連は地域のものづくりの支え

 皆さんのものづくりの支えになっているのが須賀川農民連であり、女性部です。
 須賀川農民連では、近隣のスーパー店舗内に農民連の農産物のコーナーを設け、販売するインショップに取り組んでおり、米産直も含めて、多くの会員のものづくりの励みになっています。「70代80代もものづくりをがんばっている。私たち50代も負けてられないって、励まされているの」と佐久間さん。
 女性部では、秋から春先までの農閑期を中心にみそ作りや花壇作り、三五八(さごはち=こうじと米で作る東北地方伝統の漬物床)作りなど、その時々で女性部員の要望を出し合い、イベントを行っています。
 「女性部には私たち世代の仲良しもいるし、集まって、おしゃべりできるのが楽しみ。米や野菜、果樹と耕種は違っても、息子・娘世代に農業をどう継いでいくかとか、介護問題とか、農作業の知恵や悩みを交流したり、農家のお母ちゃんならではの話題が尽きない」と米農家の内山さん。
 福島では原発事故で地域外に避難した人も多く、地域コミュニティーが壊されてしまったなかで、「地域の農家が集まる農民連や女性部のつながりはとても大切」と3人は口をそろえます。
 ものづくりでも、女性たちのつながりでも、農民連が大きな役割を果たしています。